福祉系専門職の教育に必要なポイント

コミュニケーションを行うために不可欠な教育

福祉系専門職の教育に必要なポイント 学校に通わなくてはならなかった頃、つまり義務教育の過程にあった頃にはわからなかったことも大人になるとよくわかるということは多くあります。学校で習うことは、社会では役に立たないことも確かにあるでしょう。しかし、学習において重要なのは、学科の専門性を育むことではありません。学習を通して考えるという過程が重要となっています。人間は、大きな脳みそを持って生まれてきますが、この脳みその大部分はコミュニケーションに使われているといわれています。

このコミュニケーションというのは、乳幼児期からの母親との言葉なき対話によって養われていくことです。しかし、社会生活を営まなくてはならない人間は、母親以外の多くの人とのコミュニケーションが不可欠となります。これを培う場が学校などの教育です。この過程を人間は経ることによって、社会性を持つことになります。これが大人になれば当たり前だと考えることができるようになる理由です。人間は、社会という認識を持つことで、初めて人間と呼ぶことができるのかもしれません。
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